1月26日（水）〜29日（土）
　　　　　　　　　　　「かたち21」主催　（瑞玉　共催）

電気炊飯器が普及する以前、炊き上がったご飯を櫃に移してからよそった時代、
ご飯茶碗の高台は撥（三味線バチ）の型になっていて、人差し指と薬指の間に
挟んで持つのが作法でした。
この持ち方でご飯を食べてみますと、ご飯の温かさが掌から腕を通って
五臓にまで伝わってくるんです。それで食欲が増進し、美味しいものを食べたい
という気分が高まってきます。このお茶碗ひとつで触覚と視覚と味覚が融けあい、
心身にくつろぎをもたらしてくれる食事が愉しめます。
（笹山　央「工芸評論家・かたち21代表」）

出品作家
ご飯茶碗：阪井茂治・長谷川奈津・望月集・森野清和
漆椀：角漆工房・手塚俊明・西端良雄・二重作櫻
折敷・盆：角好司・野口洋子・矢沢光広
サブコーナー：ワイングラス・木の器・紬のショールなど

会期中、撥高台のご飯茶碗で特製玄米粥をお楽しみいただきます。
また特別の趣向として、魯山人の新春向けの掛け軸と、角偉三郎の
屏風仕立ての書をお披露目いたします。















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